美しい世界の手仕事プロジェクト

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タグ:中央ユーラシアの文化 ( 15 ) タグの人気記事

桜から青葉の季節へ。「青葉区桜台」という、この季節を象徴するかのような街で、青の陶器を中心とする企画展示、「青の余韻」が始まります。

会場は、桜台ビレッジという、これも素敵な建物1階の中国家具「エスニカ」(住所:横浜市青葉区桜台25-5桜台ビレッジ1階/tel:045-983-1132/会期:4月14日〜5月14日、12時〜19時、水曜日休)。

2011年11月~2012年3月、INAXライブミュージアムにて開催された「青の魅惑」展出展作品の一部、ウズベキスタンの陶芸工房作品などを展示します。

概要、アクセスなどはこちらをクリック!してください。

展示飾り付けの様子。写真をご紹介します!


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(ウズベキスタンの蒼穹の空の青)


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(白の壁面にカジュアルな展開)


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(トルコ、オスマン朝の世界。重厚かつ繊細)
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(流麗な筆さばきは見事という他ありません)


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(トルコ作家小皿)
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(チャイナな感じ。トルコの染付風皿と鳥かご、かわいい!)


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(青〜!!)


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(照明も大事ですね。トルコ、アディルジャンさんの作品を中心に)


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(デジタルフォトフレームで、青の世界を旅します)


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(販売できるものは少々ですが、、)


自画自賛ですが、、、、カッコいい!^^ 家具や布や小物など、モノとの組み合せで、よりイキイキとした表情に。陶器たちも、のびのびと楽しんでいるように見えます。

エスニカ店主・田原さん、手仕事クイーンの演出スキルと手仕事へのスピリットのおかげです。素敵!(自画自賛でしょうか、、、(^_^;)))))
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by kizashinoj | 2012-04-14 21:45 | ミュージアム・展示会

霜月便り 青の魅惑

こちらのブログ、6月の「東北の手仕事」終了後、すっかりそのままにしてしまいました。この間も、お立ち寄りいただいた皆様、どうもありがとうございました。何もアップがないままで、ごめんなさい。あっという間の5か月でした。

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世界の手仕事関連情報や更新は、「世界の手仕事 オフィシャルサイト」に集約されていますので、こちらをごらんいただくと関連各サイトに飛べます。よろしければご活用ください。

「(オフィシャルサイト)世界の手仕事WEB」

「世界の手仕事」は、facebookの方でも盛り上がってきています。時系列で見やすく、刻々と更新の確認ができますので、便利です。たぶん、公開になっているはず。こちらもご参照ください。コメントなども、お寄せください。あと2名で「いいね!」の方が100名ということで、青葉台エスニカさんが何か企画中とか!? 100人目の「いいね!」を狙ってください☆ (100人目の方にモノをプレゼント、ということでもないですが、まあ遊び心で・・♪(*^_^*)♪・・)

「(facebook)世界の手仕事」

下記は、当ブログ管理人のブログです。週に1回は更新するようにしていますが、ままならないことも多々あります。やきもの関係の話、とくに中央アジア、西アジア関連が多いですが、よろしければ、、

「(ブログ)イスラムアート紀行」

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こんな展覧会、あります。チラシ(表面)をアップします。
二つは「青」をテーマに同時開催中です(2012年3月20日まで)。

「青の魅惑」は、イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきものを展示します。
「青 空と水とやきもののはじまり」は、子どもたちにも楽しめる内容で、なぜ空や水は青く見えるのかの実験や、エジプトの青のファイアンスタイルのあった場所を再現するなどしています。

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(「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」)


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(青をテーマにした展示。「青 空と水とやきもののはじまり」

会場は、愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアム。常滑はINAX創業の地で、ライブミュージアムは5つの館からなるユニークな複合施設です。

展覧会のサイトはこちらです。
◎ 「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」

会場は、このような感じです。
◎ 世界のタイル博物館

◎ INAXライブミュージアム

日本で紹介されることが少ない、西アジア、中央アジアの現代の作家の作品を展示しています。準備のエピソードは、悲喜こもごものてんこもり!(^_^;))))ですが、無事開催に至りました。

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(青の魅惑出展作品より/トルコ、キュタフヤの作家、メフメット・コチェル氏/大壺/タシュ・チニ〜オスマン朝時代に中国陶磁に憧れて生み出された技法によるやきもの。1990年代より作家や工房などが、その復元に取組んでいる。石英比率が高く、真白な肌に青の絵付けがくっきりと、かつ泳ぐように浮かびあがり、美しい。タシュは石の意味〜)

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こちらのブログ、なかなか更新できません。ぼちぼち、という感じかと思います。すいません。

皆様、どうぞお元気で!すてきな日々をおすごしくださいね。だんだん寒くなってきましたので、風邪などひかれませんように。いつも立ち寄ってくださって、感謝しています!
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by kizashinoj | 2011-11-06 09:20 | ミュージアム・展示会
*こちらも別途書こうと思っていたのですが、別ブログ「イスラムアート紀行」/「アジアンスマイル」にリシタンの陶芸工房が登場!に書いて、かなりヘトヘトになりました。こちらにも一部を持ってきちゃいます。重複します。ごめんなさい。
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(ソ連時代のリシタン陶芸家ウスタたち)

このお知らせができる日を楽しみにしていました。放送日が近づいてきました!☆

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NHK アジアンスマイル
「輝け! サマルカンドブルー 〜ウズベキスタン リシタン〜」


◆本放送 BS1  10月26日(火) 23:30〜50
◆再放送 総合  10月 31日(日) 05:30〜50  
◆再放送 BS1  11月1日(月)  9:20〜40(休止の可能性もあり) 
                          
<内容>
ウズベキスタンは古くから陶器の盛んな国。かつてシルクロードの要衝としても栄えた古都、サマルカンドは、モスクをはじめ街中の建物が美しい青色のタイルでおおわれ600年以上に渡って人々を魅了している。2001年には世界遺産に指定された。
独特の青の色は“サマルカンドブルー”といわれ、世界中に知られている。
サマルカンドブルーは陶芸家の中で代々、師匠から後継者に伝えられる秘伝の色。今、ウズベキスタンでサマルカンドブルーを扱うことの出来る陶芸家は20人に満たない。

ナジロフ・ディヨール(22歳)は、伯父であり国を代表する陶芸家のナジロフ・アリシェルさんに弟子入りして7年がたつ。この夏、ディヨールは師匠から新築中のモスクに貼るサマルカンドブルーのタイル作りを任された。
師匠の厳しい指導に耐え、伝統を引き継ぐために奮闘するディヨールを追った。

◎ 番組の紹介サイトはこちら
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(工房光景)

この「アジアンスマイル」という番組、ご存知の方もあるかと思いますが、アジア各地で自分らしく生きようとがんばっている若者たちをじっくりと取材するドキュメンタリー。若者たちを通して、その土地の暮らしや文化に触れることができます。
もともと気に入っていた番組で、リシタンが舞台になるなんて、とてもうれしいです。

番組では、現代における伝統工芸の継承と、そのために重要な「子弟制度」もテーマ。その伝承として「青」が登場しそうです。

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(リシタン古陶器)

最後に、リシタン独特の子弟制度について、菊田悠さんの素晴らしい論文から一部引用させていただきたいと思います。(菊田悠/「変化の中の『伝統』解釈と実践 ーポスト・ソヴィエト期ウズベキスタン陶工の事例よりー」/『アジア経済』2005年9月号)

* (リシタンで高級陶器作りの工房を持つAさんは)、伝統的なウスタ(職人)とショーグルト(弟子)の関係の下でこそ、高度な技能や礼儀作法、仕事に愛情を込めるという陶工として望ましい態度が養われると主張していた。
* それは以下の言葉に表現されている。「こんな一文がある。『最も新しく、美しいものは、古いものである』と。何かするときは伝統を残していかなくてはならない。新しいスタイルを考えるときも基礎に伝統がなければ、何も出てはこない」
* 「リシタンの残したい伝統はもうひとつ、ショーグルトを育てる過程、これを残さないといけない。これ(が残らないこと)は、伝統が消える主な理由のひとつだ。ウスタは自分の知っている芸術をショーグルトに伝えること。ショーグルトを伝統の精神のもとでしつけることは、基本的なことと考えられる」
* A氏は「リシタン陶業の伝統」に色や文様、形といったソヴィエト民俗学者やアカデミー会員の解釈と同じ要素のみならず、アンジュマン(ショーグルトが昇進する時の集会)やウスターショーグルト関係をも含めて想定している。そして「伝統的な」ウスターショーグルト関係を再構築することが、リシタン陶器の質の向上と発展に役立つと考えているのである。

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いろんな意味で、J、感慨があります。
ご関心がありましたら、チャンネルを合わせてみてください☆

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(サマルカンド、グルエミル)
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by kizashinoj | 2010-10-21 23:00 | 日々
*** 「美しい世界の手仕事プロジェクト2010」の概要、会場などは、こちらをクリックでごらんください。 ***

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「手仕事ギャラリー」前半展示、テーマ「シルクロード」、6日日曜日、無事に終了しました。あっという間でしたが、ひとまず、ほっ☆

7日からは、後半展示「海洋アジア、アンデス」に向けての準備です。高木妙子さん(フィリピン民族織物の専門家。5月末にフィリピンより一時帰国中。26日にギャラリートークでご講演くださる予定です)ともお会いできました。惚れ惚れするようなスカッとした女性で、その場の空気が変わるようでした。明るく気さく、クレバーな方で、皆すぐにファンになりました。

トークのお知らせは、随時更新していきますので、チェックしてください☆

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さて、シルクロードは自分の好きなジャンルだけに、怒濤の更新が続きます!
といっても、写真のみで失礼〜!^^(写真記録泣かせの会場の暗さ。フラッシュだと白くなり、フラッシュなしだとダークなオレンジ色。仕方ないです。でも、生の場はとってもいい感じでしたよ。照明って大事ですね。)

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◎サズ演奏会(演奏は大平清さん)

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(ティムーリ絨緞をバックにドタールを演奏する大平清さん)

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(ライトがサズに反射してきれいでした。繊細で情熱的なサズの音色です)

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◎「トライバル衣装はこう纏う〜実技編・バローチ族を中心に」と題したユニークなレクチャー。講師は村山和之さん。

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(着付け実演と映像音像紹介の2部構成。村山さんのお話は、いつも本当にわかりやすくて奥が深い。衣装の説明は村山さん私物使用。この日のためにパンツに7mのゴムをいれてくださったそうです。感謝!)

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(男女の衣装の資料は、たくさんの多彩な画像で具体的にイメージがつかめました。後半の映像では、荒涼としつつ魅力的なバローチの光景がとても印象的でした)

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(参加者に着付けモデルをお願いしました)

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(昨年の手仕事フェスタで大好評だった民族衣装着付け実演。たっぷりゴムの入ったパンツ、タックをいれてゆったり纏います)

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(黒のベストも)

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(重要なターバン巻き)

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(村山さん曰く、「バローチ大学の教授にそっくり!」。Wさん、モデル、どうもありがとうございました。)

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◎会場の様子

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(ウズベキスタン衣装。青山や原宿でも超目立ちそう。高級ブランドも、ぶっとびます)

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(人気のウズベキスタン衣装3点。皆さん、よくお似合いですね。帽子もかわいいです)

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(会場のオシャレさん。お声をかけて写真を撮らせていただきました。インドでオーダーしたワンピースに日本の藍染めストール。世界にひとつ、自分のファッション。すてきです)

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(濃くて洗練されたエスノファッションが最高なSさん。ひと味違う着こなし。インテリアのセンスも卓越した方です)

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(街歩きでも違和感ない。なのに、とっても個性的でトレンド感のある着こなしです)

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(年代もさまざま。初対面でも話が弾み、いい空気が流れ、楽しい集まりです。手仕事のちからかな〜)
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by kizashinoj | 2010-06-07 13:33 | 手仕事プロジェクト2010
** 「美しい世界の手仕事プロジェクト2010」の概要、会場などは、こちらをクリックでごらんください。 

 バフティアリー族ドキュメンタリー上映会の様子などは、こちらをクリックでどうぞ。  

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「手仕事ギャラリー」前半展示、テーマ「シルクロード」。自分の好きなジャンルだけに、怒濤の更新です〜!

◆5日土曜日は午後2時から、サズの演奏会(演奏は大平清さん)。

◆6日日曜日は午後2時から、「トライバル衣装はこう纏う〜実技編・バローチ族を中心に」と題したユニークなレクチャー。講師は村山和之さん。

バローチ(様々なサブトライブの特徴が見られます)やハムセの絨緞、コヒスターンやグルジアの衣装、ウズベキスタンの陶器に囲まれての音楽やレクチャーを、どうぞ。

 展示中の絨緞に関する説明は、こちらをクリックで「手仕事ギャラリー始まりました」「手仕事ギャラリー1シルクロードその2」(tribeさんのサイト)をご参照ください。由来や見どころを知ると、また見方も変わってきますよ!

というわけで、今回は、写真だけのアップです。

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(新しく展示したバローチ絨緞とコヒスターン、ともに持つ超重厚と超細密で、意外な融合!メチャカッコいい!エキゾクール!)


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(衣装を見たり、チクチクしたり)

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(アンティーク絨緞バッグがよくお似合い!)

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(ウズベキスタンの衣装。三者三様、個性にあってますね〜。いいですね☆)

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(後半展示、フィリピンの布つなぎ技法、なるほど、こうなってるんですね、と皆さん感心。さっそくやってみる方も。上手です)

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(輪結びつなぎ、という言葉の意味が理解できます)

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(チクチク。会場は暗めなので写真がむつかしいです)

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(今回のメインであるティムーリ絨緞とウズベキスタン陶器など)

あと二日間です。
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by kizashinoj | 2010-06-04 22:56 | 手仕事プロジェクト2010
** 「美しい世界の手仕事プロジェクト2010」の概要、会場などは、こちらをクリックでごらんください。 

5月29日、「美しい世界の手仕事プロジェクト2010」の「手仕事ギャラリー」の前半展示、テーマ「シルクロード」が始まりました。

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(天幕の前で糸紡ぎをするバフティアリー族の女性/「people of the wind」)

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(動物を肩に背負い山越えをする若い女性。凛として深みのある気配には崇高ささえ感じます。このような人々の表情を見るだけでも一見の価値がある映像だと思います/「people of the wind」)

バローチやアフガントルクメン、ハムセなど、ミュージアムレベルの手織り絨緞が壁面を飾り、中央ユーラシアの民族衣装、ウズベキスタンの陶器なども。
手作りイベントではありますが、民族が行き来した魅力あふれるシルクロード各地の手仕事をご紹介したいという気持ちで展示しています。
絨緞ファン、バローチファンからは「渾身の展示」とのお言葉も。

** 展示中の絨緞に関する説明は、こちらをクリックで「手仕事ギャラリー始まりました」「手仕事ギャラリー1シルクロードその2」(tribeさんのサイト)をご参照ください。由来や見どころを知ると、また見方も変わってきますよ!

初日29日には、イランの遊牧民バフティアリー族の移動を描いた1924年のドキュメンタリー「grass」、翌30日にはその続編(1974年の移動をドキュメント)「people of the wind」の上映会をおこないました。遊牧民の移動、、とにかく圧倒されます。
手仕事、遊牧民、絨緞の専門家やファン、みんなで見る、その雰囲気もいい感じでした。

月曜から金曜はイベントはありませんが、朝から夕方まで手仕事好きな方々が遠方から訪問してくださり、手仕事談義がはずんでいます。

また後半展示の核となるフィリピンの「布つなぎ技法」、そのワークショップ(手仕事フェスタにて実施)の準備も始まっています。(布つなぎ技法ワークショップは定員に達したため予約受付は終了しました)

手仕事好きが集まり、存分に語り合う空間にしたい、、そうです。もうすでにその雰囲気に満ちてきています。
今回はギャラリー面積30坪と広くはありませんが、よろしければお出かけください。


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(遊牧民の壮大な移動を描いたドキュメンタリー上映会)

*下記写真(及び最初の2点)は上映中のものを暗い中、遠くから望遠で撮ったもので見にくいと思いますが、雰囲気だけでも。とにかくひたすら圧倒される映像。バフティアリー族、、これだけの移動を年に2度もおこないながら、毛織物のデザインや密度は、もうただ事ではありません。

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(バフティアリー族の長老)

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(4000m級の雪山を超えての移動。人間が5万人、動物が50万頭という想像を絶するスケールです。雪山を裸足で超えていく映像に皆さん絶句)

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(川を渡ります。この映像は続編のものでわりとおだやかですが、1924年の映像では雪解け水で増水した川を命がけで渡ります。氷のように冷たい水、生まれたばかりの子羊や水をこわがる山羊、赤ちゃんから老人まで、、本当に言葉がありません)

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(50万頭もの動物を連れての旅。想像を絶します。羊たちも山を越え川を泳ぎ草原への道を果敢に進みます。こんな旅をする羊、羊毛も鍛えられるというか、、のんびり生きる羊とはずいぶん違うだろうなあと思わされます)

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(遊牧民の子どもたちは働き者。水汲みは大事な仕事です。女性の衣装は沙漠に咲く花のように華やかです)

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(命がけの過酷な移動のその先には、草があおおあと茂る草原が。移動の指揮をとった勇敢な族長はバイプでタバコを吸い、動物も人々もとても幸せそうでした)

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(緑、水、土、美しい手仕事が生まれる大地です)

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(バフティアリー族の族長。移動後の静かなひととき、どんなことを考えているのでしょう)

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(バフティアリー族男性の独特な衣装。上の写真で男性たちが着ているものの背面。突き抜けたセンス。実物を展示。Sさん所蔵)
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by kizashinoj | 2010-05-31 23:49 | 手仕事プロジェクト2010
このところ「ボタン」のことを考えています。そう、服などのボタン、です。

(* ボタンの写真をアップしたいと思い、自分の写真、持っている本、見てみましたが、、なんとどこにもボタンがついてません。いかに自分が「結ぶ文化」の地域が好きな人間か、あらためてわかりました。そんなわけで「ボタン機能の替わり」の手仕事写真が中心になりました。)

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(ベトナム山岳民族衣装。望月コレクションより。ボタンは装飾)

皆さんのおうちのどこかに、ボタンたちが眠っていませんか?
カンの中、ビンの中、袋の中、引き出しの中。重なりあってスヤスヤ眠っているのでは?

洋服を処分するとき、布はいたんだり流行に合わなくなっても、ボタンは元気。
何の問題もないボタンを捨てるのは、どうも思いきれず、取っておいたものがあります。
洋服を買ったときに、とも布とボタンがついているものもあります。それを使うことはまずなくて、結局新品のボタンが残ります。

J、ボタンというものがなぜか好きで、中目黒や表参道のボタン専門店で、かわいいボタンを時々買っていました。

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(フィリピン民族衣装。渡辺コレクションより。これはボタン?)

先日、これを思いきって整理しようとして、ふと思いました。私だけ?手仕事好きの方々やモノを大事にされる方々は、ボタンを取って持っているのでは?
回りの友人に少し聞いてみました。

すると、やはり「取っている」。それが「たまっている」。それを「使うことはあまりない」。とのこと。
なかにはファスナーも取って保存しているという人たちもありました。

使われずにたまっているボタン、日本全体でた〜〜〜くさんあるでしょうね!!
一方で、着たきりのTシャツの子供たちの写真も見ます。ボタンって、一つなくてもとても困るもの。だから替えボタンがついているのでしょうし。

何かできないかな??
手仕事仲間に先日話をしました。
すると、、さすがです。えっと驚くアイデアが出てきました。
何かやってみたいな、と思うこのごろです。

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(遊牧民の毛織物。アクセント的な装飾。ボタンみたい!)

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ボタンって何??
ちょっと歴史などをチラ見してみたいと思います。

ネットでボタンを検索しているうちに「ボタンの博物館」が日本にあることを知りました(東京・日本橋)。服飾雑貨関連と思われるメーカーが、約1600点のコレクションを元に運営されているようです。
そのホームページに、教えていただきましょう!(下記[ ]内はボタンの博物館ホームページより。)

* 起源==[最も初期の貴重なボタンは、エジプト、ギリシャ、ペルシャで発掘されたもので、これらのボタンのあるものは、紀元前4000年のもので、エジプトの発掘品の中に見つけることができます。古代エジプトの護符で、太陽神ケペラを象徴する黄金虫の一種を形どった、装飾を兼ねたお守りである“スカラベ”や花を形どったもので、ボタンの形をしているが、衣服を留めるものではなく、おそらく権威を表す装飾品、印章、バッジとして用いられたものと考えられます。]

* 語源==[ボタン「button」の語源について定説はないが、古代ゲルマン語の「button」と古代ラテン語の「bottanei」がその出所とされており、ポルトガル語の「bot頴」から転訛したものと思われます。 言葉の意味は“花の蕾”です。日本で「ボタン」という名が用いられたのは、江戸時代中期だといわれています。故実家・伊勢貞丈(1717〜1784)の「安斎随筆」に“和蘭国にてはコノブと言ふ、ポルトガル国にてはブタンと言ふ、それを言ひたがえて日本にてボタンと言ふなり”と記されています。]

* 日本==[明治3年(1870)11月22日、太政官布告により、当時の海軍の軍服にヨーロッパスタイルのネービールックが正式採用されました。ボタンは金地桜花に錨を飾り、大将より少尉に至るまで前面2行、各9個、後面2行、各3個、計24個の金属ボタンが使用されました。この史実にもとづいて昭和62年(1987)に日本のボタン業界は11月22日を“ボタンの日”として慶祝することにしました。]

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(オスマン衣装展より。結びの優雅さにクラクラ。オスマン衣装はすごいの一言!)

非常に興味深いですね!
やはり歴史的には西アジアのイスラム圏の文化で、その後ヨーロッパで発展したようです。
語源は、他の情報も合わせて総合すると、「花のつぼみ」という意味で、もともとはボタニカル的な世界発なのですね。
日本では、洋服が入ってからのもの。明治期の金のボタンは、さぞや威厳があったことでしょう。
Wikipediaでは「ボタンが日本に入ってきた当初、一般民衆はボタンを根付として珍重していた」との記述がありました。根付、あり得ますね!

* コレクター==[欧米では家族の思い出の服を処分する時にボタンをはずして残す習慣がありました。それは物を大事にする心で、永く使うために良い品を選ぶという形で、今でも使えるような立派なボタンが沢山残されております。女性の憧れの服でもあるシャネルのスーツは、ヨーロッパではボタンが良いから売れる服との評価がある位で、今でもスーツを処分する時にボタンを残しておけば、5,000円から10,000円で売れると言われるほど品質の良いボタンが使われています。英国にはBRITISH BUTTON SOCIETY、アメリカにはNATIONAL BUTTON SOCIETY と呼ばれるボタンコレクターの会があり、全米各地に支部が設けられ、毎年8月には1,000人近くが集まる大会が開かれ、自慢のコレクションを持ち寄り、競いあったり、交換会や即売会が行われております。]


ボタンソサエティのサイトを見ましたが、活動は活発。欧米ではボタンファンがこんなに多いなんて、まったく知りませんでした。工芸品的扱いであり、一種のステータスシンボルなんだそうです。交換会なんておもしろいですね〜!

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(遊牧民の袋はボタンやファスナーではなく結ぶ方式。これが、ちょっとやそっとでははずれないくらいきっちり閉まります!この結びを得意とするSさんです)

* お願い 「教えてください」 * シャツやコートなどのボタン、取って保存していらっしゃいますか? それを何かに活用されていますか? 何に活用できると思われますか? もしよかったら、コメント欄でお教えくださいませんか。楽しみにお待ちしています☆!(*^_^*)!☆
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by kizashinoj | 2010-01-19 20:02
秋の「手仕事フェスタsui2」(10月の1か月間、3カ所の会場で展開中。トライブ榊さん、エスニカ田原さんが中心になって企画運営)、先日イベントの最後を飾るレクチャーイベント「アジアンカラー「赤」を語る -部族が赤に籠める思い-」が、横浜青葉台エスニカにておこなわれました。ディープなお話を楽しみに参加してきました。


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(部族トーク)


第1部は榊さんの「部族の赤い世界」スライドとお話、第2部はバローチーの恋人・村山さん&トルクメン絨緞愛好家・トルクメノローグの村田さん、プラス榊さんという”部族三銃士”三つ巴トーク。赤い絨緞や布に囲まれての濃い時空間でした。


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(部族の赤についてのスライド&トーク)


--- 旧石器時代から人々の生活の中で生きてきた「赤」の色は、世界中の先住民や少数部族にとって、祭や儀礼などハレの日には欠くことのできない色として受けつがれてきました。
太陽・火・血・果実・花・土などなどの赤は、時として様々な思いを人々の心に刻み込んできたのではないでしょうか。
ステップ大草原に訪れる一瞬の春に咲く赤いケシの花・サバンナの乾いた地平線にゆっくりおりる夕日・湿帯の北限ブナ林を彩る紅葉・ツンドラの過酷な冬に暖をとる火・そして深い森の中に忽然と現れる赤い茸。
自然界の「赤」は逞しい生きる力として、あるいは魔を追い払う呪術的な色として、深く人々の生活史に生きづいてきました。 --- (『部族の赤い世界』資料より)


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(さまざまな赤。染料や色合い)


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(遊牧民の家財道具を入れて運ぶ赤いサドルバッグを見ます)


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(バローチー、トルクメン、タイマニをはじめとする様々な部族、、フィールドや好みはそれぞれだけど部族の暮らしや手仕事を語れば尽きない、語りの”部族三銃士”!)


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(赤に囲まれて、染織談義が楽しい。参加者の中には全身トライバルの赤でキメてきた人も。おしゃれ!)


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(苔玉。ウズベクの絨緞の上に)


イベントは全日程終了しましたが、展示販売は10月中展開されています。3会場、それぞれ魅力がありますよ。ご興味があれば、お出かけください。日程や会場はこちらで!「手仕事フェスタsuiオフィシャルブログ」
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by kizashinoj | 2009-10-19 22:33 | 09年手仕事フェスタ春・秋
お待たせしました!「手仕事フェスタ2」=ここをクリック!!、10月1日よりスタートしました。
そして、行ってきました、3カ所のステージに!レクチャーやワークショップにも参加しました。
写真中心になりますが、ご紹介しま〜す!


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(横浜市都筑区の「ハウスクエア横浜・住まいの情報館2階・自分スタイルの家作りステーション」で開催されている「アジアンスタイル」。エントランスから濃い気配が。クイーンTさん作のジオラマがお出迎え!内部ディスプレーも、とっても素敵です。インテリアとしてこういうスタイルありなんだなあ、と発見があります。部族のもので、こんなに可愛く、軽やかになるなんて、、!ディスプレー女王Sさん、さすがです!)


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(トライブ・榊さんのレクチャーがありました。”暮らしの中で生まれたキリム” -風のように生きる遊牧民-。榊さんは絨緞はもちろん、遊牧民の暮らし、ユーラシアの文化など、幅広く濃い世界の語り部。わかりやすく臨場感のある語りに引き込まれます。いつも気がついたら、2時間、3時間たっています)


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(榊さんスライドより。縦に織り機を設置せず、横位置でいざりスタイルで織る遊牧民。大変では?と思うのですが、、移動する遊牧民はこの織り方が多いようです)


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(榊さんスライドより。フェルトを作る男たち)


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(榊さんスライドより。遊牧民テント内部。織物が家具でありインテリアであり実用の品であるということがよくわかります)


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(榊さんスライドより。遊牧民のテントの内部。掛ける布で区切りを。日本の屏風や襖などと近い感じも。この布が美しいものが多いんですよね)


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(榊さんスライドより。土族、やはりこれはチェック。かまどです。いい感じ)



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(こちらは横浜黄金町の「グリーンクラフト」会場でのレクチャー。”文様に籠められた思い” -祈りの造形についての考察- 榊さんの語りです。ネアンデルタールから始まる、壮大な文様の物語。プレーヤーラグの実物もたくさん見せてもらいました)


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(横浜青葉台「エスニカ」会場。テーマは"Asian colors Vol.1 Red"。めくるめく赤の世界。これは一見の価値あり!好きな人にはたまらない空間。インテリアとしてもありだなあと思います)


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(エスニカにて。シタールコンサート。とてもいい雰囲気。秋の夕暮れを感じながら)


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(エスニカにて。苔玉教室(講師は久世のぶ子さん)に参加しました。写真は、、泥を触っていたので撮れてませ〜ん。これは一段落してから。弱った苔の介助風景。元気に素敵になりました。久世先生の説明はわかりやすく、やさしく教えてくださいました。とっても楽しかった〜!!)


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(こんなのできました。どの器に入れようかな〜)


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(これは復活した苔玉。そしてエスニカ店主田原さん母上特製のケーキとチャイ。ケーキ、しっとりしていておいしかった〜!!ごちそうさまでした☆)


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(赤の世界)


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by kizashinoj | 2009-10-12 22:11 | 09年手仕事フェスタ春・秋
手仕事フェスタ〜概要はこちらをクリック!2日目、各店のこだわりの品揃えの他、家具の修理実演、キリム織りの技法、キリム&絨緞のメンテナンス、遊牧民族バローチについてのレクチャーなどがあり、手仕事色に染まりました。
写真をアップしますね。キャプションなしですが、プログラムとあわせてごらんください。やはり相当マニアックな手仕事ワールドです。

手仕事好きなもの同士、だんだん内部は盛り上がってきました。31日はもう最終日です。なかなかない機会です。準備も大変(今回のフェスタはトライブの榊さん、エスニカの田原さんが奔走し、多くのかたの参画があって実現)。次はいつ開催できるか、わからないかも。ぜひ31日の最終日、この熱気に、触れてみてください!


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by kizashinoj | 2009-05-31 00:54 | 09年手仕事フェスタ春・秋

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


by kizashinoj