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昨年11月より開催中の「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」、早いもので3月20日が最終日となりました。

なぜこの地で、青が脈々と作りつがれてきたのか。「青の理由」と「青の秘密」が知りたくて、これまで西アジア、中央アジアを旅してきました。
旅の裏話というのは、信じられないようなものが多いですが、「青の魅惑」展をめぐるエピソードもまた、unbelievable。自分でも、本当にあったことかと思うのでした。
とにかく、6人の作家の作品たちは、何事もなかったように、博物館のギャラリーに堂々とした姿を見せています。有り難いです。

今回は、写真を中心に一部作品のご紹介。メフメット・コチェル氏(トルコ・キュタフヤ在住)の、極めて繊細で細密で、かつ流麗な絵付けの作品をごらんください。
キャプションは、トルコ作家のコーディネーターをお願いしたイスタンブル在住の絵付け作家・鬼頭立子さんの資料を参照させて頂いています。鬼頭さんのおかげで、展覧会が成立しました。心よりの感謝を!

メフメット・コチェル氏記事(『イスタンブル発 トルコタイル通信』より)もどうぞ。


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(展示会場、メフメット・コチェル氏のコーナー)


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(澄んだ白い肌を持つ中国磁器への憧れから15世紀後半から始まった「タシュ(石)・チニ」の生産。石英を80-85%も使用した肌は磁器のように白く、青が潤んだように発色しています。日本でタシュチニが紹介されたこと、あったのでしょうか。もしかして初めてなのでは?化学的なことはさておいても、一見して何かが違う、強い大壺です/幅最大36cm、高さ46cm)


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(扁平蓋付壺/幅最大34cm、高さ38cm/メフメット氏は、現在、次の「Living Human Treasure」(日本で言う無形文化財所持者)に最も近いと言われています)


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(ブルー&ホワイトの絵付け皿。赤いカーネーションがポイントです/直径40㎝)


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(飾りタイル(タシュ・チニ)/幅40cm、高さ45cm(額装含む)/カリグラフィー(チューリップとアッラーの文字 La ilahe illallah ))


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(モスクランプ/ブルー&ホワイト/ババナッカシュ様式)


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(絵付け皿/ブルー&ホワイト/ルーミー・ハターイ様式。ルーミーは、アラベスク、イスリミとも呼ばれ螺旋を描きながら連続してゆく装飾文様。ハタイとは、どれと言って特別の花を指すのではなく”一般的な花”の縦割りにされたもの/直径40㎝)


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(飾りタイル(タシュ・チニ)/トプカプ宮殿・割礼の間壁面タイルの模写)


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(絵付け皿/ブルー&ホワイト/サズ様式/直径50㎝/現在のキュタフヤ陶器の全体の特徴と言われるようになった描き方、波打つように長い葉先、空間を音符のような葉のようなクルクルとした模様で埋めるといった様式を生み出したのはメフメット氏)


「夜中に絵付けをしていると、描いている花が語りかけてきます。“もっと私を綺麗に描いて。隣の花よりも綺麗に描いて”と。そんな会話を楽しんでいます。毎日10時間、15時間と制作していますが、制作しなくていいと言われたら、、私は死んでしまいます。そのくらい絵付けが好きなのです」(コチェル氏)。

展覧会は20日まで。6作家の作品は、一部販売もしています(コチェル氏作品含む)。日本で入手困難なものがほとんどです。ご興味のある方は、愛知県のINAXライブミュージアムへゴー!
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by kizashinoj | 2012-03-07 20:53 | ミュージアム・展示会

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


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