美しい世界の手仕事プロジェクト

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(美しい世界の手仕事プロジェクト2008インドシナ展示より)

その昔は、新聞や雑誌の気になる記事を切り抜き、コピーを取り、内容ごとにファイルに分け、その中をさらに細分化してファイルにしていました。(こまめなのではなく仕事上の必要から)
が、時代は変わりました。なんでもネットで検索できるし、基本的に変化のスピードがものすごく早くて、半年前の情報もあまり意味を持たなくなりました。苦労して作ったファイルを見返すこともなくなりました。

パソコンが軸になってからは、ワードに気になる情報(要点)を打ち込むようになりました。今も新聞派なので、新聞から手書きならぬ手打ち(コピペではないという意味で)。基準は「自分が気になること」という主観なので、過去に遡りながら関心事の変化を見ることもできます。

趣味的なことでここ数年多いのは、「民芸のいま」的な情報。若い人が集まる店や場所って、多くはレトロでほっこりしていますよね。上昇志向で物質的なバブルな世代とは、趣味嗜好がかなり違うなあとしみじみ感じます。

気持ちよくてナチュラルで等身大(ロハスとか、以前ならばスローとか、そんな感じ)。そして「和」。とにかく和の空気のあるものですね。
和、和、和、北欧、エコ、安い、かわいい。そんなイメージ。
でも、今の人は基本的にデザインセンスがとてもいいので、雑貨店やセレクトショップに日本の陶器が増えたなあなどと、興味を持っていろいろ見ています。

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(美しい世界の手仕事プロジェクト2008バングラデシュ展示より)

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さて、こちらは1年くらい前の新聞記事。「〈いまを生きる民芸〉手仕事の美、支持再び/朝日新聞/2009年11月」

・60〜70年代、民芸は大ブームを迎える。高度成長を経験した都会の人々は、心の空虚を埋めるように、郷愁を満たしてくれる民芸品を求めた。日本再発見の観光キャンペーンもブームを後押しした。
・だが、代償も大きかった。濱田庄司の孫、濱田琢司氏は「観光地にあり、田舎臭くて安い物という民芸の負のイメージがこのころできあがった」とみる。土臭い器、黒っぽい木工品、大きなかめ。手あかにまみれたイメージが定着しはじめた。益子のような民芸の町でも、民芸の影は薄くなっている。
・一方で、民芸は若い世代の感性を刺激している。「ビームス」は02年に「北欧から民芸へ」と提案する新ブランドを作った。「20代後半から30代の人は、かつての民芸ブームを知らないので、手仕事の品が新鮮に映るようだ」と担当者は話す。
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「北欧から民芸へ」、、なるほど、ですねえ。
セレクトショップの原宿の「インターナショナルギャラリー ビームス」には、北欧ブランド「イッタラ」のコップと一緒に、大分の小鹿田焼、島根の出西窯の陶器などが並びます。
この夏も、ギャラリースペースで「日本手仕事展」がおこなわれていました。陶器、ガラス、のれん、カゴ、和紙など、アイテムや商品数も豊富で、まさに「民芸のいま」といった感じでした。

話は変わって、、最近おもしろいなあと思ったのは、「コケーシカ」。
「コケシ」が最近人気と知ってびっくりしていたんですが、それ以前から人気の「マトリョーシカ」とかけあわされて「コケーシカ」。
レトロかわいいわ〜。どちらかというと、こういう人を喰ったようなものに好感を持ちますね。(^_^;)

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(写真をリンクさせて頂きました。沼田元氣がマトとこけしの専門店「コケーシカ」を鎌倉にオープン! | 乙女チップス | カワイイ情報いっぱいのウェブマガジン

「こけし KOKESHIBOOK〜伝統こけしのデザイン」には、コケシ情報がいっぱい。
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(写真をリンクさせていただきました:「こけし KOKESHIBOOK〜伝統こけしのデザイン」より)
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by kizashinoj | 2010-09-27 20:12 | 手仕事ニュース

これって、何マニア?!

「美しい世界の手仕事プロジェクト」進行の様子や会期中のお知らせを目的につくったこのブログ、プロジェクト以外の内容に、迷い多き日々であります。

ひとつには、このブログを、どのような方が、どのような関心で、見ていただいているかが、ほとんどわからないことがあります。

プロジェクト開催時以外はお休みしようか、それともやめようか、とも考えますが、どうもふっきれず、、焦点が絞れないまま時がたってます。「手仕事ニュース」みたいにしようかな〜と思っているこのごろですが、、。

そんなわけで(唐突)、今回はこれ。

イタリアのインテリア。さすが絨緞の使い方、色合いがうまいですね。茶色のフローリングの床に青と白を基調とする絨緞。赤や緑の椅子。(おっと、私もイタリアについて書くこともあるんですよ^^)

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こちらはワインショップでしょうか。大きな絨緞ですね〜。シックですてき。

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トライバルラグです。シャーセバン。モダンなテイストと合わせる、こういう使い方、うまいなあ。

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って、よ〜〜〜〜〜〜く、ごらんください。
絨緞って厚みがあるはずなのに、フローリングと高さが同じでは?
え〜、床にペイントしてあるの?
それにしては立体的。

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(写真上から3点はこのカタログを撮影して引用したもの。表参道のショップに実物はありません)

THE MOSAIC RUG って、、なんですって〜、これモザイクなの?ガラスや陶や大理石の集合したものですか?

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そうなんです。表参道にこの夏オープンした「SICIS」、店内も驚きのゴージャスさなんですけど、カタログ見て、さらにびっくり。
何も絨緞をモザイクしなくても、、、
いやいや、そこがモザイクの本場!
新しいことへの挑戦を続けてこそ老舗!

トリッキーな絨緞モザイク、トライバルラグまであるとは、驚きを超えて、笑えてきました。
そして思いました。これって絨緞が暮らしに根づいているからこそ、生まれる発想。
日本では、ここまでやる意味、通じませんよね。
絨緞マニアとモザイクマニアが掛け合わされて、、
とにかく、やってくれますね〜。こういうの、好きですよ。

とはいうものの、ブログどうしよう、揺れるココロはモザイクのよう。
迷い多き人生に乾杯★
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by kizashinoj | 2010-09-22 19:05 | 日々

強いところ、弱いところ

胃腸は丈夫です。日本はもちろん、海外でもお腹をこわしたことは、ほとんどありません。たとえば秘境系地域へのグループツアーの場合、旅行中に20人中19人がお腹をこわすこともあります。最後の一人、何事もなく帰国するのが私です。

例外は数度。最初のインドでは屋台カレーのせいか、帰国後3週間ほど、赤痢かコレラかという症状にみまわれました。でも、これで免疫ができたのか、その後のインドでは、「ミネラルウオーターと同じだから」と言われるままにタンクの水や水道水も飲んでいます。

インド以外では、台湾でさんざん食べた後の強烈な足裏マッサージで代謝が異常になったのか、しばしボロボロになりました。
そして次が今回のウズベキスタン帰国後ですが、まあ1週間程度、普通に生活しながらのダイエット気分。もう少し続いてもよかったくらいです。(体力落ちるとがっくりしてたのに、のど元過ぎれば、、)

そんな鉄の胃腸を持つ私にも弱点があります。皮膚が弱いんですよね、、。虫などもそれを見抜くのか、大勢人がいても、私だけが被害甚大。
昨夏のウズではダニに50ほどもさされ、帰国後皮膚科に通えば通うほど悪化し、一つ一つが火山のようになり、泣いていました。治癒の経緯はこちらに。

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(ウズでランチにおよばれ。食後のメロンとスイカ。太陽の贈り物。シルクロードの甘露。葡萄もおいしいですよ〜)

ところが、その後同じようにその部屋(ホームステイ)に宿泊した人に被害がなく、私が今年の冬に行った時も問題なし。
で、この夏は虫除けスプレーとムヒでいいだろうと、、ところがまたしても悲劇(喜劇?)が。ダニ手足の私、こういう痕って一生消えません(号泣)。「私たちはさされないわよ」と地元の人。でも赤ちゃんがさされているところをみると、免疫ができてるんでしょう。

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(有名なシルクの産地マルギランの工房にて。工房先代が復刻した中央アジア伝統模様。インドネシア?と思うけど、中央アジア。中央アジア発って多いんです)

痒さってキツい。そして暑さの中でも寝る時もカンペキ厚着で防備。あち〜、、。おい!ダニ〜!出てこい!「セン滅」「全滅」「壊滅」などの言葉(文字)が頭を駆け巡ります。そういうときの文字って、夢の中でもちゃんと劇画調。おどろおどろしいです。

帰国後、スーパーやドラッグで、気がついたら「防虫用品売場」に立っている私。次回のための強力商品選びに余念がありません。きっと効きます。慣れてないって大きいんですよ。シベリアで蚊取り線香、メチャ効きました。
防虫コーナーで鬼気迫る形相の女がいたら、それは私です。やさしい言葉をかけてください。

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(ウズベキスタン東部の町コカンドのバザール。カラフルでしょ。女性もオレンジの服を着ています。黒や紺の日本女子、地味すぎです。シルクロードに行く時は、きれいな色の服を着ましょうね〜!その方が喜ばれますよ。バザールでは「アドラス」(コットン混)をゲット。シルクものは工房で買います)
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by kizashinoj | 2010-09-17 21:08 | 日々

熱帯日本のスカート男子

オシャレなスタイルで登山を楽しむ「山ガール」が話題になっていますね。動きやすくポケットの多いアウトドア系の格好が好きな私にとっては選択肢が増え、歓迎すべき傾向☆

一方で、一部地域で話題になっているのが「スカート男子」。スカートを着用している男性です。原宿や渋谷などで時々見かけます。

メンズスカートのブランドも登場しました。Cross Gender・・・「誰よりもお洒落になる。メンズファッション最後の可能性、メンズスカート」。代表的なメンズスカートのブランド、2010年2月事業スタートです。

「洋服好きで学生時代から腰にボリュームのあるスタイルを取り入れていたブランドディレクターが「自分と同じようにメンズスカートスタイルが好きな人もいるのでは」と事業化を提案。男女ともにスキニーデニムがはやるなど「メンズとレディスの接近化」が始まっていることや、パリミラノメンズコレクションでメンズスカートスタイルが多く提案されていることなどから「メンズスカートが来る」と判断、ブランドを立ち上げた。現在ECサイトのみで販売。商品はプリーツラップスカートやアシンメトリーラップスカートなど。中心価格帯7,800円~1万4,800円。主要客層は20代中盤だが30~40代も」(シブヤ経済新聞記事より。要約して引用)

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(シブヤ経済新聞記事より引用)

でも、古今東西を見てみれば、男性のスカート姿、異様なものではありませんよね。とくに腰に巻くタイプは、暑い地域にはなくてはならないものでしょう。

wikipedia・・・「メンズスカート。欧米においては、1980年代に登場した。20世紀においては、伝統的に女性用の衣服とされていたスカートを男性が穿くことである。女装とは区別される」。「スカート形状の衣服は、歴史的には、女性専用のものではなかった。古代エジプトやヒッタイトなど熱帯地方においては、男女共に、腰に布を巻く衣装が一般的で、これは20世紀の巻きスカートと実質的には同じものである。あるいは、熱帯地方でなくとも、スカート状衣類は、広く一般に男女の区別なく着用されていた。現在のスカートに非常に外見が似た衣類として、スコットランドの民族衣装のキルトがあるが、類似した例はスコットランドに限らない」

日本でも5年くらい前にはこんなサイトが登場していたようです。新メンズスカート倶楽部。「最近の女性はスカートを穿かなくなり、ズボンを穿く人が多くなりました。服装に関して性差がなくなりつつあります。しかし、男性だけがスカートを穿きたくても穿けない環境にいます。男性のスカート着用禁止という規則も法律もありません。家の中だけではなく、スカートで街に出かけましょう」(記事から推測すると2005年くらいからあるサイトのようです) 

なかなかにオシャレな感じだし、私はスカート男子に抵抗なし。ただしアジアンな腰巻き系以外は、はく人を選びますね。ショートのラップはいけると思いますが、ロングは誰もが履きこなせるとは思いません。

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(ウズベキスタンにて。スカート姿の女性たち。でも、じつはこの下にズボンを穿いていることが判明。いっしょに柔軟体操をしたときに発見。皆が穿くものかどうかはわかりませんが、これまたたしなみのようです。暑い日本でも、涼しそうなあのズボンがあればいいのに!、、薄い素材で風をはらむようなパンツ、どうして日本で売ってないのかあ。パジャマで歩きたくなりますよ、ホントに)

逆にといっては変ですが、ウズベキスタンでは女性はスカートが一種のたしなみ。都会ではジーンズの女性も多いですが、地方では基本、スカート。パンツはNG。以前から興味があったこのテーマ、ウズの地方の町に住む中学生男女に聞いてみました。おもしろかったんですが、書き出すと長くなるJ、当ブログは短くをめざしているので、このあたりまでに。
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by kizashinoj | 2010-09-10 20:13 | 日々
9月になっても、この暑さ。例年なら、「季節感先取り」で毛皮やスエードを身につけた販売員さんをファッションのお店で見たりするのですが、今年はどうでしょうか。実際、お店では秋物衣料があまり動いていないようで、もう長袖の値引きが始まったところもあるそうです。

季節感大好き&重視の日本、お盆過ぎくらいから見かけるのが、薄手の生地を使い色は秋らしい落ち着いたものにした「秋色夏素材」。
また以前は、初春前くらいに、暖かい素材で春らしい色や模様の「梅春もの」っていわれる服がありましたね。

私、これって、近年のマーケティングの発想なのだと思ってました。
でも、東京国立博物館でこの帷子と解説を見て、なるほどおと思いました。

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「麻地単仕立ての真夏用の帷子/江戸時代、18世紀/白麻地、紅葉、落葉模様/模様は秋の落葉模様。江戸時代中期以降、季節を先取りして涼を誘う趣向として、模様に好まれるようになった」

季節先取り、江戸時代から人気があったようです。日本だね〜、って感心しちゃいました。

現在、「季節商品」で好調なのは、コンビニが昨年より展開時期を1週間早めた「おでん」、なんだそうです。
暑そうと思いますが、夏バテで弱った体、冷たいもの疲れの時期、おでんなら食べやすいのかもしれません。

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今年は果実などの秋の味覚もやや高めですが、シルクロードでは甘くてみずみずしい葡萄が今盛り。ウズベキスタン陶器には葡萄がよく似合います。
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by kizashinoj | 2010-09-04 10:44 | 日々

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


by kizashinoj