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美しい世界の手仕事プロジェクト

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カテゴリ:08年アフリカの布展( 2 )

●8月18日をもちまして、アフリカンデザイン展、無事終了いたしました。猛暑、お盆休み、オリンピック開催のなか、遠方までお出かけくださいました皆様に心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。今回も、最高でした〜!☆

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●17日はママドウさんのコンサートにお出でいただきしまて、どうもありがとうございました。

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マリの衣装で演奏するママドウさん。コラ、、なんてきれいな楽器なんでしょう。そしてその静かでやさしい音色。感動です。

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コリンさんのブルースハープとのジョイント。もう、まさにブルースです☆いいですね〜!

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アフリカの布のある空間でのライブ、雰囲気は最高!下を向いている人が多いのは盛り下がっているのではありません。思い思いに瞑想しつつ自分の心に入り込んで聴く、そういう音楽なのでした。


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●8月14日記・・・好評のうちにアフリカンデザイン展も残すところあと4日となりました。今回は質・量ともにこれまでにないほどの充実感で自画自賛です。

是非ともお出かけ下さい。
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マリの誇るコラ奏者ママドゥさんのミニコンサートは17日ですが、布好きな方はそれ以外の日のほうがゆっくりと見られますよ~。

徒然に会場にある布をご紹介していきます。
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入り口付近はクバ布ではなくガーナを代表するアシャンテ族のケンテクロス。
包帯のような細巾の布を何枚も繋いである纏うための衣装です。

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ここからが本番のクバ王国のライフィア素材の民族衣装です。
クバ布についての説明はこちらをご覧ください。
向かって右側は王家にのみ許された秘伝の市松模様。王族以外は身に着けることは出来ないそうです。
左は女性でもOKのアップリケ。この自由な文様世界がクバ布の魅力です。

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次はシックな色彩のこの2枚です。
→側は無数の子安貝の縫い付けられた巻スカート、長さは10メートル以上もありピカピカに磨かれたこの子安貝いったい幾つ憑いているのか?想像するだけでたいへんな手仕事です。
おそらく何度も何度も重ねて染められたであろう、深いドロ染めにの色彩は日本の宝である大島紬にも似て深い味わいです。
←側も同じドロ染めのシックな一枚ですが、かなり古いものなのでとても柔らかく肌触りが気持ち良いです。この絞り染めは文様も品があって風合いがあり、どこか沖縄の芭蕉布を思い出させてくれる布です。

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この絞りは上と違って自由で大胆、まるで現代美術のようなインパクトを秘めています。
漆黒のマットなブラックに生成りの絞りが水の波紋のように浮かび上がって見えてきます。
この絞りの技術、世界中にあるのですね~。最初は日本のものかと勘違いしていましたがこのクバ王国の絞りはまさにアフリカの生んだアートと言える面白さです。

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でた~。これぞクバ王国が誇る王様の腰巻布です。
回り布縁や中心の市松柄が王族の象徴とされているようです。
見るからに威厳のある強くて見事な布。持って見ると解るのですが、他の布の3倍以上の重さがあります。やっぱり凄い!の一言です。
どんな王様が着ていたのか、どんな時代でどんな生活していたのか想像が膨らみます。

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今回のなかでは初めて登場のショワ族の布。これまではクバ王国の王族を含む中心に位置するブショング族のものでしたが、欧米のアートシーンで評価の高いのは周辺部族であるショワの俗称草ビロードと呼ばれる儀礼用の布です。
上のはビロードではなくすべてがステッチですが、渦巻状の文様の繰り返しがクラクラと眩暈がするような不思議な世界に誘います。現に飾りつけ最中に、ピュアな感性のJさんは、布酔いになりしばしソファに座り込ん出しまうというアクシデントがありました。
そんな現実と非現実、白と黒、意識と無意識というアンビバレントな世界を体験してみてください。

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そしておまけはムブディ族のタパクロース、タパとはオセアニア地域の島々を語源とする不織布ですが、この俗称ピグミーと呼ばれる体の小さい人達の腰巻布はイチジク科の木の樹皮をひたすら叩いて水をかけて伸ばしていくという原始的な布ぬ原点です。よく見ると布とは思えない不思議な見た事のないような素材感です。
今回はこれをランプシェードに加工したりして遊んでいます。

残すところあと4日。この200点に及ぶアフリカンデザインを是非見に来てください。

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火曜日と今日、厳しい日差しの中このブログを見て来て頂いたかたがいらっしゃいました。
本当にありがとうございました。
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by kizashinoj | 2008-08-14 20:38 | 08年アフリカの布展
「アフリカン・デザイン 〜コンゴ・クバ王国のラフィア布〜」

お待たせしました。<美しい世界の手仕事プロジェクト>第2回企画展示「アフリカン・デザイン」が、8月8日より始まりました。 

<開催概要>
●「アフリカン・デザイン 〜コンゴ・クバ王国のラフィア布を中心にした布世界〜」
●日時=8月8日(金)〜18日(月)/11時〜5時半/(水曜休館)
●会場=ハウスクエア横浜情報館・2階ギャラリー
●コンサート=8月17日(日)・午後2時より
*マリの誇る世界的ミュージシャン、ママドゥ・ドゥンビアさんによるコラやゴニのコンサート。丸い瓢箪から作られた珍しい楽器によるパワーと楽しさあふれる演奏です。


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第1回展示「バングラデシュの宝物」は7月29日をもって無事終了しました。多数のご来場どうもありがとうございました。第2回は、、バングラデシュからコンゴ・クバ王国に舞台を移します。

ラフィア布の詳細については、tribeさんよりご紹介があると思います。今回は進行日記として、写真を中心に準備中の日々をご紹介します☆(書いているのは「J」です。極めて私的な感想&体感で書いています。スタッフ全員の感想意見ではありませんので、そのへんご了解のほど、よろしく〜!)

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バングラデシュのやさしいカンタ、その世界に浸っていたい私に平衡感覚を失う事態発生、、アフリカの布、コンゴ・クバ王国のラフィア布への展示替えです。


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まずは量を見て展示プランを練ろうと、床に広げられたラフィア布。数分たたぬうちに、唾がこみ上げ、冷や汗が出て、めまいが、、、乗り物酔い、高山病の軽い症状に似ています。三半規管が直撃されたようです。青い顔でソファに、、でもその日も、翌日も、翌々日もあくまで淡々と作業は続けられました。(ガクッ)


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クバ王国のラフィア布、正直、数ヶ月前に初めて見た時から「ヤバい」と思っていました。マチスやクレー、クリムトらに影響を与えたと言われる強烈な存在感を持つ布。その個性やアート性は心から納得するのですが、脆弱な私にはとにかく強すぎるのです。


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150坪がラフィア布で埋まる、、この日が来るのを恐れていました、、でも、あくまで淡々と作業は続けられました。(ぞわ〜、、、)ラフィア布はコンクリートに映えるというので、ドカーン、バックヤードまで浸食して、ますます広い。


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天井にも!?


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おやつでもないと、やってられんぞ!、、気配を察してか差し入れ、いただきました。ん?ご飯にプリン!?そうなんです。カンボジアのスイーツです。ココナッツの香りがする餅米は少し塩味がきいておいしい!卵色のプリンと合わせて食べると、あらあら不思議、、たしかにスイーツ!疲れがとれそうな癒し系の味です。&友だち手作りのおいしい赤紫蘇ジュースをヨーグルトで割ってみました。これも微妙で、かなりイケました〜!


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食べるものも食べて、3日目には乗り物酔い症状も軽減。余裕が出てきて見てみると、本当にシックでお洒落な布です。上は「草ビロード」。平織りのラフィア布にラフィアの糸で刺繍をし、あいているところに糸を通してカットしたもの。これがビロードに見えるとことから、その名がついています。大変な手間のかかった布です。


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ジャパンな感じもする藍色。三角モチーフが面白いです。


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TMさん、ノッてきました。「タパ」(樹皮布)に自由奔放な絵を描いた布(ピグミー族のものだそうです)を黒のボードに貼れば、、うわ〜!これ、かっこ良すぎ!一気にモダンアートへ!アフリカンテキスタイルの潜在的な可能性をみた瞬間でした。


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空間全体はシンプル&モダンに。直線、長方形、茶系でスキッとしています。ブティックみたい〜!どころか超えてるって〜!(別名、JJプロジェクト=自画自賛プロジェクト)。床はソフレ(西アジアの食卓布)が似合いました。やってみないとわからないものですね。


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150坪の広さを、いかにかっこ良くするか、工夫を重ねる皆さん(他人事?!)。そのうちに、、、ドカーン、降臨されました。神々しくも恐れ多くも、、横浜港北の住宅街に出現したこの不思議満載オブジェ空間、夏の思い出に!、、って冗談言ってますが、降臨の瞬間は、本物や手仕事の持つ潜在的なものすごい力を感じた一瞬でもありました。これが大量生産のプロダクツだと、こんな「神話」的な展開はなかったでしょう。そのパワーを閉じ込めたり過小に扱ってはいけないのだと思いました。


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今なら素直に言えます。「来てね〜!」。


こんなカッコいい空間、他にあるでしょうか!?アート作品と言えるような芸術的な美に満ちた個性ある布・百数十枚がそのパワーの翼をのびのびと広げた150坪。「愛知万博のアフリカ館よりすごい」、私は愛知に行ってませんが、きっとそうなんだと思います。

どちらかというと女子より男子ウケしそうな布と空間&インテリア。雑誌の『pen』とか『ブルータス』って感じだと思うんですけどね〜、、、ふふっ、お先です!


(、、って、お盆休み、猛暑、オリンピックの三重苦。世の中きびし〜!)
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by kizashinoj | 2008-08-07 14:54 | 08年アフリカの布展

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


by kizashinoj