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美しい世界の手仕事プロジェクト

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カテゴリ:日々( 28 )

休止のごあいさつ

こんな更新の少ないブログに、多くの方にお立ち寄りいただき、いつも本当にありがとうございます。更新もなく申し訳ないなあ、といつも思っています。

2008年春の、「美しい世界の手仕事プロジェクト」起ち上げ時からスタートしたこのブログ、プロジェクトのことを紹介するときがメインになり、プロジェクトがない時期が充実できないままです。

テキスタイル系の展覧会のこと、手仕事をめぐるトレンドなどにも挑戦?してみましたが、テキスタイルに専門性がないため、見たまま感じたまましか書くことができず、浅い内容止まり。

元々、西アジア、中央アジアの装飾タイル、陶芸に興味をあり、そちらの方は比較的、情報や写真もあるのですが、それはブログ「イスラムアート紀行」の方に書いています。こちらと重ならないようにと思いつつ、最近は同じような内容になってしまい、気がとがめていました。

当面、ブログ「イスラムアート紀行」に一本化した方が、訪問してくださる方にも失礼にならないのではと思いました。

「美しい世界の手仕事プロジェクト」ブログは、お休みさせていただきます。これまでのご訪問、本当にありがとうございました!!ご訪問に励まされ続けてくることができました。心よりお礼を申し上げます。

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ここからは、アトランダムな写真いろいろです。(ちょこっとノスタルジー☆)

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(シルクロード/2008/その模様を再現した手仕事クイーン作成ジオラマ部分)


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(シルクロード/2008)


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(海洋アジア/2010)


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(シルクロード/2010)


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(東北の手仕事/2011)


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(2011トルコ行き/イズニックにて、古いもの屋さんで嫁入り道具の刺繍布を見る)


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(2011トルコ行き/オスマン朝時代のモスクランプを見る)


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(2012/工芸館の「織を極める」にて「羅」を見る)


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(2012/青葉台エスニカでの「青の余韻」、5月14日まで開催中)

また、ひっそりと帰ってくるかも、、(^_^;))))))))

皆様のご健康をお祈りします。本当にありがとうございました!!!!!!
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by kizashinoj | 2012-04-23 11:58 | 日々
またまた、こんなにあいてしまいました。桜もようやく開花ですね。
更新の少ないブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。恐縮です。

(じつは、さっきから必死で書いていたものを、今、他のサイトを見に行ったときに誤って全部消してしまいました、、 ブログをなさっている方はわかっていただけますよね、この衝撃、、((泣)) 立ち直ろう。。)

この間のいろいろ、ざくざくっと。画像中心で説明もなく、で気が引けるのですが、とにかくアップしたいと思います。

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(普通の缶を缶切りであけます。米を適宜入れる(洗わず)。水を適宜入れる。アルミホイルでふたをする。バーベキューの網にのせる。適当な時間がたつ。開けてみる。なんと、ホカホカのご飯!そして、うまい!災害時に役立つ「缶ご飯」体験でした)


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(久々に、このような会。かつての「異業種交流会」を彷彿とさせる。でも今なので、エコ風味ですよ。今どきフードはオーガニックが基本なんですね。何よりも倉庫のような場所がいいです。横浜はこういうスペースがあっていいなあ。カフェやナイスな本屋も中にあり、倉庫の前は海)


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(杉並にて開催された「大漁旗展」。連日賑わったようです。企画実施された皆様、お疲れさまでした!!!)


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(福井県池田町。あたりまえがふつうにあるまち。空気がおいしい!野菜やお米がおいしいです)


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(常滑。やきもの散歩道の瀧田家のおひな様。江戸時代に栄えた回船問屋さんのおうちです)


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(これが常滑名物?「めじろ茶漬け」。めじろ=アナゴの干物。え、と思われるかもしれませんが、滋味ゆたか。粋な味ですよ〜!)


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(アトラスハンディクラフトコンテストの表彰式。ウズベキスタン出身のアノーラさん。アトラス衣装で)


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(コンテスト優勝者は帯もアトラス。帯締めも手作りとか。シックで、本当にすてきです〜)


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(代々木公園でのカッワーリ。大盛り上がりですごかった@パキスタンバザール2012)


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(常滑在住、苗(ミャオ)族刺繍コレクターが始められた博物館を訪問。築120年の古民家。これから時々ご紹介できればと思います)


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(どの角度からみても、スタイリングがパーフェクトで素敵な空間。干してある洗濯ものさえも、全部青系でものすごくカッコ良かった)


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(ミャオ族の手仕事。細密さがすごい。模様も多彩。技法も多様だそうです。奥深いですね〜!!)


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(つい、メジャーを出してしまいました。どうやったら、こんなに??家族への思いが込められているとか。このような刺繍中心に、蒐集の質の高さも量も圧倒的でした)


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(このヒダ、、くらくら)


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(「青の魅惑」が、横浜に上陸!青葉台のエスニカさんにて、近々に展示スタートです。家具や布との組み合せで、違う表情を楽しめそう。4月14日くらいからの予定です)


写真ばかりを、バタバタと、、失礼しました。
春の日々、お花見やいろんなこと、どうぞお楽しみくださいね!良き日々をおすごしください。
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by kizashinoj | 2012-04-04 21:47 | 日々
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(ウズベキスタンのバザールにて。KENZOさんを彷彿とさせる花柄。この写真は90年代ですが、今もだいたいこんな感じ。華やかで明るい柄が多いです)

最近は、衣服にエネルギーもお金も、あまり〜ほとんどかけていません。ユニクロ、gap、アウトドアブランド+お仕事着は昔からのところのセールで。ただ、これでいいのか、と、ふっと思うこともあります。
装うこと、纏うこと、飾ること。世界のどんなところに行っても、女性たちは精一杯のお洒落をしています。

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(ヘッドスカーフを多彩に。ウズベキスタン)

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(ウズベキスタンの結婚式にて。女の子たちは「可愛い服が着られるから結婚式が好き」。カジュアルな格好もよく似合いますよ)

ときどき訪れるウズベキスタンは、(子ども〜結婚前の)女の子がすっごくお洒落。ジーンズから伝統的な衣装まで、そしてヘアからアクセサリーまで、装うことが本当に楽しそう。

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(民族衣装というのは、本当にお洒落なものです。これは中央アジア・タジキスタンの衣装。イラストがまたいいですよね〜)

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(現代のファッションデザイナーの多くは民族衣装にインスパイアされているのでは?このバランスと色彩感覚。タジク)

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(メンズ。タジクです。ブーツと帽子もポイント。ベルト替わりの布も凝ったものが多いです)


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ファストファッション全盛の日本、若い世代はナチュラル志向で等身大好み。そんな中、かつてのデザイナーズブランドは、どうなっているんだろう。ファッションビルにも行かなくなった身には、まったく疎い世界。

今朝、コムデギャルソンの川久保玲さんへのインタビュー記事「ファッションで前に進む」(朝日新聞20120107)を読みました。記者さんは、私の聞きたかったことを全部聞いていました。結局、多くの人が同じことを考えているんだろうなと思いました。皆さんも、ファッションに対して、なんとなくこんな感じというか思いを持っていませんか?

◎ 不況は高級ブランドには逆風ではないですか
◎ 風潮としては、安定感や気安さを求める傾向ですよね
◎ ファッションで個性を表現する必要はない、と考えている人が増えているようですが、、
◎ 安価でファッションを民主化するというファストファッションをどう思いますか
◎ 社会状況が混沌としている中でのクリエーションとは
◎ 新作を発表し続けるファッション界はエコと対極では?
◎ ファッションがあらゆる分野の流行に影響を与えた時代があったが、もはやそんな存在ではないのでは?

川久保さんは果敢に答えていました。(以下、一部だけですが、、)

* 一般の人には高くて買えない服でも、新しい動きなり気持ちがみんなに伝わっていくことが大切。作り手は世界を相手に一生懸命にがんばって発表し、それを誰かが着たり見たりすることで何かを感じて、その輪が広がっていけばいい
* 作り手も一番を目指さないとダメ。日本は先端技術や文化などのソフトパワーで勝負するしかない
* 他の人と同じ服を着て、そのことに何の疑問も抱かない。最近の人は、強いもの、格好いいもの、新しいものはなくても、今をなんとなく過ごせればいい。情熱や興奮、怒り、現状を打ち破ろうという意欲が弱まっていることに危惧を感じている
* いいものは人の手や時間、努力が必要なので、どうしても高くなってしまう。効率だけを求めていると、将来的にはいいものが作れなくなってしまう
* 新しい服を作るのは、何かを発信し続けることで、地球のどこかで少しでも何かを変えるきっかけになるのではと考えるから。作ったものを通して感覚的に揺さぶる。そのことで問題に気づいて欲しい
* 在庫は残るが同じ価格で売り切る努力をしている。ビジネスとしてはつらい面もある。クリエーターというものはまじめにやれば、たいていは貧乏になってしまうものだ
* ファッション業界でも変化を求める気持ちが弱くなった。そんな流れの中で自分を懸命に追い込んできたが、それを理解して認めたり、着てみようと思う人が減ってきていることを感じている
* 日本国内にも染織や素晴しい職人技術がある。彼らと協力するためのデザインやシステムを考えることで世界に発信できる、新しい優れたもの作りができるはず
* もう負けかなと思うこともある。状況を変えられていないのは事実だから。でもファッションにはなお、人を前向きにさせて、何か新しいことに挑戦させるきっかけになる力があると信じている
* ファッションははかなく刹那的なもの。だからこそ、今とても大切なことを伝えることができるのだ

考え込まれた、前向きで、誠実な答え。でも、やはり、難しいのなだあと思いました。答えが一生懸命なだけに、時代、社会が変わったのだな、と感じざるを得ません。
が、自分のなすべきことを強烈に自覚し、果敢に挑戦し続ける姿勢に、敬意を持ちます。
ファッションの力を信じている。自分のテーマの意義を強く意識している。そのことに触発されました。

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(懐かしの「美しい世界の手仕事プロジェクト2008」:「インドシナの染織」より。山岳少数民族の細かい手仕事に驚愕)

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(こちらも久々アップ/「美しい世界の手仕事プロジェクト2010」:「手仕事がつなぐ美のスピリット〜フィリピンの不思議な布つなぎ技法を中心として」より。海洋アジアの知られざる手仕事に驚愕)

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(アフガニスタン衣装と刺繍布。衣装は大きそうに見えて細身。日本では着る人を選びます)
 
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今日は、常滑の陶芸家山田常山展、桃山時代の武将でありクリエーターであった上田宗箇展を見ました。

* 「三代山田常山 —人間国宝、その陶芸と心」(出光美術館)

* 「上田宗箇 武将茶人の世界展 —「ウツクシキ」桃山の茶 秀吉、織部そして宗箇
生誕450年記念」(松屋銀座)

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(展覧会サイトより引用/(1)御庭焼茶碗 銘「さても」上田宗箇作 (2)水指 丹波焼 (3)大海茶入 銘「上田大海」
(4)竹一重切花生 上田宗箇作 (5)織部肩衝茶入 銘「喜撰」 美濃焼  岡山・華鴒大塚美術館蔵 (6)織部沓形茶碗 美濃焼)

作り出す人、すごいなあ、、。触発されて、さあ、どうしよう。今年は、、
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by kizashinoj | 2012-01-07 22:49 | 日々
今年は、ひとことで振り返ることができないような重い一年でした。
けれども、これまでの日本にはなかったような機敏で自主的な動きがあったように思います。
このような動きに触れ、自分自身も励まされ、支えられました。

311のあと、茫然としながら、一方で何もできないことに強い焦燥感がありました。話し合いや東北行きを経て、多くの方々と一緒に、6月、「東北の手仕事」展をおこなうことができました。

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復興への願いを込めた真っ赤な大漁旗は、持ち主の勝倉漁業株式会社さんの元に戻りました。
真っ赤な大漁旗、2012年春、東京で再会できるかもしれません。
決まったらお知らせしますね。もう一度、会いたいですね!^^

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東北では、さまざまな問題もありつつ、本腰を入れた頼もしいボランティアの方たちが活動を続けているようです。若い人たちも、リスクを恐れず、さまざまなプロジェクトを立ち上げています。フットワークの良さやデジタルを駆使した動きに、感心しています。

「手仕事」の動きも、多くみられます。

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仮設住宅の集会所などをベースに、伝統の手仕事に取組んだり、純粋に手芸を楽しんでもらおうというプロジェクトがいくつもあるようです。それが商品価値を生み、収入につながれば、さらにいいですよね。
販路などの課題があると思いますが、ネット販売やブランド化などにも取組まれています。

* (例)鹿が多く群生する牡鹿半島ならではの素材・鹿の角と、漁師町のアイデンティティである漁網の補修糸を繋いだアイコンがネックレスのチャーム:被災地の女性たちの社会貢献アクセサリー
* (例)被災地で暮らす女性たちの手仕事プロジェクト:エコたわしで「縁づくり」

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個人的には、以前から、いつかやろう!と思っていた「青」を軸としたやきものの展覧会をおこなうことができました。「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(2012年3月20日まで/INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」にて)。

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いやはや、悲喜こもごも、すごい準備期間でした。何かやるのに、これはつきものですね。でも、人も、やきものも、いい出会いがたくさんありました。

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こちらも、私が好きで訪れている中央アジア、ウズベキスタンについての話題。
年始にもう少し詳しくご案内しますが、「シルクロード」の絹織物を使ったハンディクラフトコンテストがおこなわれます。

* 「ウズベキスタン・アトラス ハンディクラフト コンテスト」=「東京農工大学が行っている「ウズベキスタン共和国シルクロード農村副業復興計画プロジェクト(JICA受託事業)」の一環として、シルクロードの中継地である、ウズベキスタン共和国の伝統工芸である絹織物アトラスによる工芸品を製品化して、農家の副業として定着させ、女性の地位向上と自立化を支援するために、東京農工大学、ウズベキスタン共和国大使館、筑波大学及びイーアスつくばが主催して開催」されるものです。

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(写真2点はハンディクラフトコンテストサイトより引用)

♪♪ものづくり、手作り、商品作りにご興味のある方は、ぜひご参加ください♪♪

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美しい世界の手仕事プロジェクト、今年もメンバーがいろんなかたちで、いろんな表現をおこなってきました。
動きは小さくても、少しずつ続けていきます。
来年も、よろしくお願いいたします。

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by kizashinoj | 2011-12-28 21:35 | 日々

次のプロジェクトまで

「東北の手仕事」終了から1か月がたちました。
日本の手仕事や風景や暮らしや人のことを考えた数ヶ月。
これからも、見て、出会って、知りたいと思っていく日々でしょう。

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次の何かが始まるまで、ひとまずブログをお休みいたします。
今年は、とりわけ暑さもきびしい夏。
皆様、どうぞ体調をご留意され、安らぎのある日々でありますように。

プロジェクトを応援してくださって本当にありがとうございました。
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by kizashinoj | 2011-07-12 23:01 | 日々

ありがとう

気持ちを表すことって大事なんだな、と思う、というか気がつきました。だって、うれしいもの。励まされるもの。
デモなんてしても何も変わらない、と思っていた。以前、アフガン侵攻反対、イラク戦争反対のデモには行ったけれど、日本は数千人規模と他国よりも圧倒的に少なく、道行く人は無関心だった。デモをして何になるんだろうと思いました。

バーミヤンのハザラ族の人たちが、日本を思いやって行進してくれている、旗に協力を惜しまない気持ちを書いてくれている。(「Sympathy From Bamiyan to the People of Japan」)。この写真を見たとき、(陳腐な表現だけど)胸が熱くなりました。

東北関東大震災にたいして多くの国から支援をいただき、市民レベルの募金活動やメッセージをもらっていることを見聞きします。
ありがたいな。こういうふうに感じるんだ、と思った。
日本も海外に救援に行ったり物資を送ったりしていることは知っていたけれど、国際社会だから当たり前でしょうくらいの気持ちだった。でも、そういうことだけではないんだな。

手仕事プロジェクトの面々はアジアがフィールドの人が多く、西アジア、中央アジア、中東の人たちと接する機会もあります。
アジアというと、のんびりしているイメージがあるけど、何かあったら早い。とくに、助けるために動くことに、なんというか躊躇や迷いがない。その背景にはイスラム教の相互扶助、善行の精神があるのかなとも思います。
人が集まることに違和感がない、というのもあると思う。何かあったら街角や広場に人がワサワサと集まってくる。口々に何かを訴える。ナマです。デジタルも盛んだけどリアルも強い。

そして「サバイバル力(りょく)」が違う。車の中で寝泊まりしたり、外で食事を作ったり、何十キロも歩いたり、は特別なことでもない。
たとえば、炊き出しの記事。「公民館の一角で寝泊まりしながら、その公民館で約1800食分、近くの高校で約900食分のカレーを振る舞った」。様子が想像できます。自分の食と寝場所は自分で準備、温かいものを大量につくってふるまう。カレー、おいしかったと思います。忘れられない味になりそうですね。

そんな記事などを集めてみました。(Tさん、情報ありがとう!)

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「本格カレーで元気を イスラム教徒が炊き出し 岩手県大槌町」(産経ニュース/2011.3.21)

スパイスのいい香りが立ちこめる。避難所となった岩手県大槌町の公民館。底冷えがする21日午前、カレーの準備をするパキスタンやインド国籍などのイスラム教徒17人の姿があった。
17人は、愛知県春日井市の「春日井イスラミックセンター」のメンバー。被災者の様子をテレビで見てすぐに支援を決めた。大量の食材を買い込み、巨大な鍋など調理器具と一緒にトラックで被災地に向かった。
公民館の一角で寝泊まりしながら、20日はその公民館で約1800食分、21日には近くの高校で約900食分のカレーを振る舞った。久しぶりにたくさんの肉が入った温かい食事に、被災者はほおを緩ませた。
パキスタン人のアフマド・ムシュタクさん(40)は語る。「人種や宗教に関係なく、困った人を助けるのは当然。おいしい料理を食べて、体も心も温まってほしい」。

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「パキスタン出身者がチキンカレーとナンの炊き出し 「身も心も温まる」」(産経ニュース/2011.3.20)

宮城県気仙沼市の市役所前で20日、日本の国籍を取得したパキスタン出身者らが炊き出しでチキンカレーとナンを振る舞い、久しぶりの温かい料理に被災者は「身も心も温まる」と一様に笑顔を見せた。
千葉県に住むパキスタン出身者らのボランティア約10人が手作りで約千人分を用意。トラックで約10時間かけて運んだ。
妻が気仙沼市出身という中古車輸出会社社長、セアール・ビシャラットさん(37)は「ふるさとのような気仙沼がこんなことになり、涙が止まらない。2005年にあったパキスタンの地震でも日本をはじめ世界中から支援があった。少しでも力になりたい」と話した。

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「「ガンバレ日本」の横断幕とともに行進 パキスタン」(産経ニュース/2011.3.20)

頭に赤いターバンを巻き、パキスタンと日本の国旗や「ガンバレ日本」などと書かれた横断幕を掲げて行進する人々。

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「Sympathy From Bamiyan to the People of Japan」(Hazaristan Times/2011.3.15)

Youth in Bamiyan took out a sympathy rally for the victims of Japan quake today in Bamiyan, Afghanistan. Many youth marched to the top hill in front of the destroyed Buddha statues and held banners with words of condolence and sympathy messages for the people of Japan and silence for the victims earthquake and tsunami.

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「必ず立ち上がる」(「旅空日記/写真家・三井昌志さんのブログより/2011.3.16)

「昨日よりも今日の方が、今日よりも明日の方が、ほんのわずかでもプラスになっている」
そう思えるのなら、たとえどんなに厳しい状況にあっても、人は笑顔になることができるのだと感じました。

人間にはどんな境遇にあっても、たくましく生きていく力が備わっている。
深い悲しみの中にも、喜びの種を見出すことができる。
アチェの人々が僕に教えてくれたのは、そんなシンプルな事実でした。

東北大震災の被災者の方々は、いま茫然自失の状態にあるのだと思います。そこから立ち直るためには、まだまだ多くの時間が必要でしょう。悲しみは癒えていないし、不安も取り除かれてはいない。

でもいつか必ず、人々は立ち上がります。
力強く前を向いて。おそらくは笑顔とともに。

そのときにできる限りの支援をすること。痛みと、復興への手応えを、被災者と共に分かち合うこと。
それが直接被害を受けていない僕たちがこれからすべきことだと思います。

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(「つなぐ、つたえる」/手仕事2010シンボルフォト/photo by ethnica tahara)

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高層ビル揺れたんぽぽも揺れている
余震続く春雨煙る海辺にも
金色の仏のように春の月
耕人も東へ向きて祈りおり
トラックは北へと急ぎ木々芽ぐむ
子どもたち駆ける明日の春大地
産声は希望の声だね菜花咲く
飛沫にも光満ちゆく春の川
(J)
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by kizashinoj | 2011-03-22 21:46 | 日々

くふうのちから

◆ くふう ◆
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● 「節水の工夫 お年寄りの知恵を教えて」(仙台の主婦/ラジオから、3月21日)
・ 水がない。おばあちゃんが昔していたことを思い出しながら生活の工夫をしている。洗剤を使わず新聞紙で皿を拭う。ご飯の後箸を飲み物で洗う。水は捨てずに貯めて貯めて汚れたらトイレの水にする。コンタクトから眼鏡の生活にした。
・お水一滴ももったいないという気持ち。これまで何てたくさんの水を使っていたのかと驚いた。一斗缶に木切れを入れてお釜ご飯炊き。水がないのでペットボトルのお茶で「茶飯」になるんじゃないかと炊いてみた。
・子どもたちも意識が変わった。こんなに気持ちの切り替えが早いものかと思った。自分もしっかりしなきゃ。
・具体的な暮らしの知恵、節約術を教えて欲しい。お年寄りもどうか「若い人が亡くなりどうして自分生き残ったんだろう」などと言わないで。暮らしの知恵を教えて欲しい。

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● 「避難所 手作り 岩手県山田町70人のチームワーク」
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(朝日新聞3月21日より/記事内容ともに引用)

・ドラム缶がグリルに〜小学校の校庭でドラム缶に薪をくべた「グリル」でサケ(水産加工場の冷凍庫が壊れたため寄付された)を焼く地元の男性たち
・大工さんが作ったトイレ〜畑を借り、パワーショベルで穴を掘り、その上に木を載せて踏み板にした。小屋はホタテ養殖いかだ用の材木を使って造った。サッシの窓もついており、夜に懐中電灯を持って中に入ると「使用中」だとわかる
・即席洗濯場〜小川からホースを通し、水産加工用の大きなタンクに水をためている。「水は冷たいけど、洗えるだけでもありがたいです」
・脱衣所もある公衆浴場〜大工さんが自宅の庭に2日がかりで造った。小屋の中は脱衣所と浴場に分かれている。隣のドラム缶に薪をくべてお湯を沸かし、バケツで浴槽に流し込む。「子どもたちを何とか風呂に入れてやりたいと思って」
・家族や行方不明の女性は「一人で家にいると悲しくなるけど、避難所にいると”なんでこんなに”と思うくらい笑いがある。思いやりとチームワークで何とかがんばりたいです」


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(ウズベキスタン・リシタンの飾り皿/鳥はペルシャ陶器伝統の文様。中から飛び立ちそうに伸びやかで色鮮やかな鳥です)


◆ ことば ◆
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● 「つぶやきに耳をすます 大震災1週間 阪神の教訓生きる」(朝日新聞3月21日/松原隆一郎:社会経済学者。阪神大震災で実家が被災し末妹を亡くした)

大災害においては、被災者に同情したくとも心情を推し量れないことが多々ある。「なぜ娘が死んだのに私が生き延びているのか」と自分を責める母親がいる。
筆者の母も震災後にそう言い続け、縊死してしまった。心情を酌み取れず「がんばって、残された孫を育てましょうよ」と励ましたことを、筆者はいまも悔やんでいる。
今回は津波災害が重なっただけに、さらに過酷な心情を抱える被災者が多いと想像している。接することができたなら、「わかったつもりにならない」ことを肝に銘じて、問わず語りに出るつぶやきに、ただ耳を傾けたい。

(福島の原発事故で)作業員にかんし被爆線量の上限を従来の計100ミリシーベルトから同250ミリシーベルトに引き上げたという報道が、この上なく重い。
それほどの危機に陥ったと政府が判断したこともさりながら、オール電化生活さえも享受してきた我々の選んだ政府が、自衛官や警察官、消防士ら直接原発に関わったのではない人々に対しても、生命の危険を賭し放水することを命じたのだ。
主権者が現場作業員に生命を賭すことを命じた例は、歴史に満ちている。しかしそれが主権在民の世でも起きることに、そして関係者の酌みとりがたい心情についても、私たちは思いを致す宿命を負ったのである。

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by kizashinoj | 2011-03-21 15:13 | 日々

アクション1

昨日ブログをしばらくお休みする旨お知らせしましたが、手仕事ウエブや友人のブログに安否情報等に関する情報がアップされていますので、転載させて頂きます。

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「世界の手仕事ウエブ 我々にできること」より

<安否の確認>
◎ グーグル 人探しサイト
http://japan.person-finder.appspot.com/

<災害情報まとめサイト>
◎ SAVE JAPAN
http://savejapan.simone-inc.com/

<その他>
◎ 多言語通訳を使い、海外からの安否確認等を電話通訳でサポート
http://www.bricks-corp.com/

<寄付・募金>
◎ 溜まっているTポイントカードを募金する方法
http://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=88

◎ ヤフーポイントを募金する方法
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

◎ ジャストギビング
http://justgiving.jp/

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*miriyunさんの「写真でイスラーム」に日本在住外国人の方に向けたサイトの紹介がありました。母国語で情報を得たい方の一助に。
「earthquake 在日アラビア人ほか各国語での地震情報」=ここをクリック!
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by kizashinoj | 2011-03-14 12:50 | 日々

お見舞い

東日本大震災、長野・新潟地震で被災された皆様、心よりお見舞いを申し上げます。
被災の実態を知るにつけ、言葉がありません。

余震等まだまだ予断を許しませんが、どうぞ皆様お気をつけてお過ごしください。
皆様のご無事と安全を心より祈念致しております。

(しばらくブログ更新を控えさせて頂きます。また電力会社より呼びかけがありますように、節電もおこなう所存です)
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by kizashinoj | 2011-03-13 11:52 | 日々
新しい年となりました。手仕事好きの皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

更新の少ないこのブログですが、今年もたくさんの試行錯誤をしながらヨロヨロと続けていこうと思っています。どうなるかなあ。。

それにしても、兎だからぴょんぴょんとは、ちょっとなあと思いつつ、、アバウトなタイトルにしてしまいました。

&今回は、ご挨拶のみで失礼します。
世界の手仕事ウエブ」の方も、同内容となります。すいませんm(_ _)m。。

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(ウズベキスタンの陶人形。ゆりかごの赤ちゃんとお母さん。ウズでは女性の人形はあまり多くありませんので珍しいテーマです。赤ちゃんは布でしっかりと固定された状態でスヤスヤ。海外ではそういうスタイルをけっこう見かけますよね。ウズの赤ちゃんもとってもかわいいですよ!)

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(アンデスのお人形。Yさん所有。背中の赤ちゃん、見えますか?衣装がカラフルで表情も温かいですね)

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<カスピ海ヨーグルト>

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こちらは7年目を迎えたJのカスピ海ヨーグルト、ブルーベリーをのせています。茶碗はリシタンの青の陶器です。

作り方は、牛乳に前回ヨーグルトを加え混ぜておいておくだけ。発酵のために温かい方がよいですが、冬でも布などをかけたりすれば問題ありません。夏ならば数時間で、冬でも一日もあればフレッシュなヨーグルトができあがります。

ウズベキスタンから遊びに来た友人、最初はどうなかあという感じで見ていましたが、食べてみて「ウズベキスタンのと同じ味だ〜!」と言っていました。
甘くないヨーグルトがいつもあると、マヨネーズに混ぜたりいろいろ使えて便利ですよ。

Jをご存知で種をご希望の方、メールや電話、あるいはお会いした時に、「カスピの種希望」とお知らせください。瓶などに入れて差し上げます。(*^_^*)
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皆様にとって、充実した素晴らしい一年になりますように、お祈りしております。
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by kizashinoj | 2011-01-06 15:24 | 日々

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


by kizashinoj