美しい世界の手仕事プロジェクト

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進行日記 イラン現代詩朗読&セタールコンサート

<9月24日 記> 

カンタ刺繍やアカ族の三角アップリケワークショップでおなじみの望月真理先生が、あるときおっしゃいました。「美しい世界の手仕事、じゃなくて、世界の美しい手仕事、でしょう。”美しい世界”なんてないんだから」。さすがに鋭いご指摘です。そして、意味、趣旨としては、じっさいにそうなんです。

でも、やはり私(J)は「美しい世界の手仕事プロジェクト」という並びがいいと思っています。それはこの方が、”響き”がいいからです。

じつは(というか意識したわけではないのですが)、「美しい/世界の手仕事/プロジェクト」は5・7・5音になっています。想像ですが、これが日本人にとっては親しみがある落ち着いた響きなのではないかと思います。「美しい」は「世界の手仕事」の”枕詞”なのだと勝手に考えていますが、皆さんはどんな印象を持たれますか!?

私(J)は日本の詩歌、文芸はすごいと思っています。たくさんの一般の人たちが俳句や短歌を作っている国、その点はすてきなことだと思います。

以前、イランに行った時、シーラーズで、大学生らしき人に日本の俳句について質問を受け、少し驚いたのですが、その後、イランでは詩や詩人がとても大事にされていることを知り納得しました。私が愛してやまない装飾タイルの世界でも、イランのタイルは流麗で耽美的、そして詩的な感じがします。

今回、カフェバグダッドさんからイラン現代詩の朗読会のお話をいただいたとき、そんなことを思い出し、とてもいい企画だなと思いました。そしてさらにM先生からテヘランから帰国中の北川修一さんをご紹介いただき、「朗読とセタール」という組み合わせにワクワクしていました。

23日の会には、多くの方にご参加いただき、すてきな時間となりました。皆様、どうもありがとうございました。


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会場はかなり暗くしてみました。浸れる雰囲気になりました?(そのぶん写真は暗くなりましたが、、)

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朗読は、東京外国語大学大学院で学ぶイラン現代詩研究家の小野寺菜穂さん。朗読するのは、イメージ豊かな抒情詩で注目されイラン現代詩の詩人の中では比較的古典的作風で知られるナーデル・ナーデルプール(1929-2000)の作品。


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自らの訳詩もあわせて紹介していただいたので、ペルシア語がわからなくても、意味を理解することができました。訳詩もとてもきれいでした。(来場された皆さんは朗読に合わせてレジュメを追っていらっしゃいます。皆さんペルシア語できるんですね〜!尊敬☆)


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セタールの北川修一さんは、慶應義塾大学文学研究科修士課程終了後、2002年より数度テヘランに渡り、セタールとイラン古典音楽をディナ・サファーリー、モフセン・ガーエドシャラフ、ムハンマド・レザー・エブラヒーミーに、タンブールとクルディスタン地方音楽をヘイダル・カーキー、アリ・アクバル・モラディに師事。テヘランのクルド音楽グループ「セマー」のタンブール奏者をなさっています。うっとりするようなすばらしい演奏でした。出演に感謝。


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会の後も、あちこちで歓談の輪。皆さんともっとお話したかったのですが、相変わらずバタバタしていて、なかなかお話ができませんでした。またの機会に!


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(まだ、こんな写真を撮っていない方、会場へGO!)
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by kizashinoj | 2008-09-25 00:33 | 08年シルクロード展

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


by kizashinoj