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「再生大漁旗」、気仙沼へ!皆様、本当にありがとうごさいました!

ご報告です。「東北の手仕事」(6月10〜12日開催)で多くの方々にご参加いただいた「大漁旗補修再生」、6月18日の100ケ日法要に間に合うように、14日、横浜より気仙沼にお送りしました。

イキイキとした姿に蘇った真っ赤な大漁旗は、表情豊かな手づくりの海の幸を全面に纏い、元気に地元気仙沼に戻っていきました。
そして18日、気仙沼の潮風にはためきました。

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(「気仙沼を元気に ブロガー通信」より引用させていただきました)

大漁旗を作った人の思い、それを掲げ出港した人達の思いがある。
津波で流され、引き裂かれた旗を握り締め、
ただひれ伏し、涙を流すしかなかったあの日の思い。
負けないで欲しいと一針一針縫い上げた人達の思い。
そんな、一人一人の思いが重なって、この旗はここにある。 (中略)
震災後、失くしてはいけないと、ひたすらに集めた大漁旗の一枚が、
みんなの思いで物語を刻み始めた。
全ての物が流されようと、人の気持ちは残る。
物語は、まだまだ始まったばかり、焦らずに足元を固めて行こう。

「気仙沼を元気に ブロガー通信/引き裂かれた大漁旗は復興を約束した血判状の如く」より

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真っ赤な大漁旗のこと、繰り返しになる部分も多いかと思いますが、もう一度最初からご紹介したいと思います。

もともと、どうして「大漁旗」だったかというと、、

「東北の手仕事」は、「東北の風土と文化、それを体現する手仕事を、まず知ることから始めたい。知り、出会い、触れたい。そこから始まり、そこから生まれるものがあると信じて」というところから始まりました。

(詳細は「主旨 背景〜企画に至るまで」

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思いだけが先走るようなゼロからのスタート。暗中模索のプロジェクトの指針として、東北の風土と気質を体現するような、そして元気の出るような力強いイメージシンボルが欲しかった。

とりわけ被害の大きかった沿岸部、その復興を願うとき、描いたのは大漁旗がはためく光景でした。
会場にも大漁旗をはためかせたい。思いを共有する一歩にしたい。

しかし大漁旗自体、ふだんの生活で接するものではなく、どのように入手してよいかもわからず、当初はヤフーオークションで小さなもの(新しいもの)を購入するしかできませんでした。

また、手仕事をテーマとする3日間ならではのプログラム「手仕事好き集合!大漁旗を作り被災地へ届けよう!」をチラシやWEBにもアップしましたが、参加してくださるかなあ、、と少しドキドキしていました。

この間も、抜群の行動力でプロジェクトを引っ張るYさん(ekekoさん)は、気仙沼の友人と連絡を取るべく動いていました。ようやく携帯電話が通じて、、

「通常「大漁旗」は船に積んであるものだし、港の漁業組合の保管所も流され、上鮪立の大漁旗の大半が、3.11に消失してました。でも、奇跡の「大漁旗」があったのです、残っていたのです!」

立派な3枚の大漁旗!!初めて見る大漁旗、大きい!図柄も勢いがあり素晴しい!!その力強さに励まされるように準備を続けました。

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(詳細は、「気仙沼から「奇跡の大漁旗」がやってくる!」

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そして開催を明日に控えた9日、ご縁があって気仙沼のIさんより、小包が届きました。

「この旗は、津波で流され、引き裂かれた物です。
多くの大切なものが流され、無惨な姿になりました・・・
この、大漁旗は、破れて使えませんが、まだ綺麗な状態でみつかりました。
よろしければ、この生地を皆さんで作る大漁旗の一部に使ってください。
もう一度、風を受ける旗の一部として蘇らせて頂ければ幸いです。」

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その場に居合わせた手仕事人たち、すぐに針に糸を通し、引き裂かれた大漁旗を繕い始めました。

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さすがに手早く補修が進みます。さらには文字を強調するなどのさまざまな工夫も始まりました。

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(詳細は、「引き裂かれた気仙沼の大漁旗を蘇らせよう」

会期中は、来場された多くの方々が一針一針、心をこめて縫い上げてくださいました。
多くの人の心が、会場に独特の空気、一体感を生み出し、皆さん良い笑顔で仕事をされていました。
知らない人同士が語り合い、子どもたちも仲良くなっていました。
初めて針を持つ4歳の女の子、最初はガタガタとした縫い目でしたが、あっという間に上達!お母さんに針を持ってはダメと言われていたそうですが、とっても上手にできました。

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自宅で手づくりの魚を作り、持参してくださった方々も。その場でもたくさんの魚や貝を作っていただきました。

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(詳細は、「熱いです、東北手仕事!」

そして、12日夕方、再生大漁旗がイキイキとした姿を現しました。
真っ赤な大漁旗。たくさんの海の幸。元気満載!

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この日は撤収日だったため、ゆっくり見る余裕もなく、大急ぎ。
そして14日、青葉台エスニカさんにて撮影した後、気仙沼にお送りしました。

(詳細は、「気仙沼の真っ赤な大漁旗、イキイキと!」

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皆さん、積極的に、というよりも、とても自然なかたちで参加されていました。
一針一針、心をこめて刺してくださいました。

真っ赤な地色に海の幸を纏い、イキイキとした姿で海風に揺れる大漁旗。その写真を見るだけで、今も元気づけられます。不思議なパワーを秘めた生命感あふれる大漁旗です。

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思えば、最初から、東北の方たちに勇気づけられ、励まされてきました。
プロジェクトのゼロからのスタートを支えてくださり、盛り上げて下さったのは、東北の手仕事人、東北を愛する地元の皆様でした。
その心意気、粋なセンス、温かさに、どれだけ力をもらったことでしょう。

東北支援、というより、こちらが支えていただいたのです。
震災後、縮こまっていた不安ばかりの心を、シャキッとさせてもらい、前を向いていくエネルギーを分けてもらいました。

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気仙沼の皆様、被災地の皆様が、一日も早く安全で安心な日々を取り戻されますように。
豊かな海や山とともに仲良く幸せに暮らしていかれますように。

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そして、、
大漁旗再生にご参加くださったすべての手仕事人、手仕事ファン、来場者の皆様。見守ってくださった皆様。
本当に本当にありがとうございました。
皆さんの熱い気持ちが、大漁旗を真っ赤に染め上げました。
その思いは、気仙沼の皆様に伝わっています。

『つなぎ、つむぎ、つたえよう。世界の手仕事、東北の手仕事』
「手仕事フェスタ4+東北の手仕事」のメッセージ。
真っ赤な大漁旗は、つなぎ、つむぎ、つたえてくれました。
そしてこれからも、つなぎ、つむぎ、つたえていってくれることでしょう。

ありがとうございました。

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by kizashinoj | 2011-06-27 00:11 | 東北の手仕事2011

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


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