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ボタンレポート(1) ボタンの歴史を調べてみたら、、

このところ「ボタン」のことを考えています。そう、服などのボタン、です。

(* ボタンの写真をアップしたいと思い、自分の写真、持っている本、見てみましたが、、なんとどこにもボタンがついてません。いかに自分が「結ぶ文化」の地域が好きな人間か、あらためてわかりました。そんなわけで「ボタン機能の替わり」の手仕事写真が中心になりました。)

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(ベトナム山岳民族衣装。望月コレクションより。ボタンは装飾)

皆さんのおうちのどこかに、ボタンたちが眠っていませんか?
カンの中、ビンの中、袋の中、引き出しの中。重なりあってスヤスヤ眠っているのでは?

洋服を処分するとき、布はいたんだり流行に合わなくなっても、ボタンは元気。
何の問題もないボタンを捨てるのは、どうも思いきれず、取っておいたものがあります。
洋服を買ったときに、とも布とボタンがついているものもあります。それを使うことはまずなくて、結局新品のボタンが残ります。

J、ボタンというものがなぜか好きで、中目黒や表参道のボタン専門店で、かわいいボタンを時々買っていました。

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(フィリピン民族衣装。渡辺コレクションより。これはボタン?)

先日、これを思いきって整理しようとして、ふと思いました。私だけ?手仕事好きの方々やモノを大事にされる方々は、ボタンを取って持っているのでは?
回りの友人に少し聞いてみました。

すると、やはり「取っている」。それが「たまっている」。それを「使うことはあまりない」。とのこと。
なかにはファスナーも取って保存しているという人たちもありました。

使われずにたまっているボタン、日本全体でた〜〜〜くさんあるでしょうね!!
一方で、着たきりのTシャツの子供たちの写真も見ます。ボタンって、一つなくてもとても困るもの。だから替えボタンがついているのでしょうし。

何かできないかな??
手仕事仲間に先日話をしました。
すると、、さすがです。えっと驚くアイデアが出てきました。
何かやってみたいな、と思うこのごろです。

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(遊牧民の毛織物。アクセント的な装飾。ボタンみたい!)

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ボタンって何??
ちょっと歴史などをチラ見してみたいと思います。

ネットでボタンを検索しているうちに「ボタンの博物館」が日本にあることを知りました(東京・日本橋)。服飾雑貨関連と思われるメーカーが、約1600点のコレクションを元に運営されているようです。
そのホームページに、教えていただきましょう!(下記[ ]内はボタンの博物館ホームページより。)

* 起源==[最も初期の貴重なボタンは、エジプト、ギリシャ、ペルシャで発掘されたもので、これらのボタンのあるものは、紀元前4000年のもので、エジプトの発掘品の中に見つけることができます。古代エジプトの護符で、太陽神ケペラを象徴する黄金虫の一種を形どった、装飾を兼ねたお守りである“スカラベ”や花を形どったもので、ボタンの形をしているが、衣服を留めるものではなく、おそらく権威を表す装飾品、印章、バッジとして用いられたものと考えられます。]

* 語源==[ボタン「button」の語源について定説はないが、古代ゲルマン語の「button」と古代ラテン語の「bottanei」がその出所とされており、ポルトガル語の「bot頴」から転訛したものと思われます。 言葉の意味は“花の蕾”です。日本で「ボタン」という名が用いられたのは、江戸時代中期だといわれています。故実家・伊勢貞丈(1717〜1784)の「安斎随筆」に“和蘭国にてはコノブと言ふ、ポルトガル国にてはブタンと言ふ、それを言ひたがえて日本にてボタンと言ふなり”と記されています。]

* 日本==[明治3年(1870)11月22日、太政官布告により、当時の海軍の軍服にヨーロッパスタイルのネービールックが正式採用されました。ボタンは金地桜花に錨を飾り、大将より少尉に至るまで前面2行、各9個、後面2行、各3個、計24個の金属ボタンが使用されました。この史実にもとづいて昭和62年(1987)に日本のボタン業界は11月22日を“ボタンの日”として慶祝することにしました。]

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(オスマン衣装展より。結びの優雅さにクラクラ。オスマン衣装はすごいの一言!)

非常に興味深いですね!
やはり歴史的には西アジアのイスラム圏の文化で、その後ヨーロッパで発展したようです。
語源は、他の情報も合わせて総合すると、「花のつぼみ」という意味で、もともとはボタニカル的な世界発なのですね。
日本では、洋服が入ってからのもの。明治期の金のボタンは、さぞや威厳があったことでしょう。
Wikipediaでは「ボタンが日本に入ってきた当初、一般民衆はボタンを根付として珍重していた」との記述がありました。根付、あり得ますね!

* コレクター==[欧米では家族の思い出の服を処分する時にボタンをはずして残す習慣がありました。それは物を大事にする心で、永く使うために良い品を選ぶという形で、今でも使えるような立派なボタンが沢山残されております。女性の憧れの服でもあるシャネルのスーツは、ヨーロッパではボタンが良いから売れる服との評価がある位で、今でもスーツを処分する時にボタンを残しておけば、5,000円から10,000円で売れると言われるほど品質の良いボタンが使われています。英国にはBRITISH BUTTON SOCIETY、アメリカにはNATIONAL BUTTON SOCIETY と呼ばれるボタンコレクターの会があり、全米各地に支部が設けられ、毎年8月には1,000人近くが集まる大会が開かれ、自慢のコレクションを持ち寄り、競いあったり、交換会や即売会が行われております。]


ボタンソサエティのサイトを見ましたが、活動は活発。欧米ではボタンファンがこんなに多いなんて、まったく知りませんでした。工芸品的扱いであり、一種のステータスシンボルなんだそうです。交換会なんておもしろいですね〜!

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(遊牧民の袋はボタンやファスナーではなく結ぶ方式。これが、ちょっとやそっとでははずれないくらいきっちり閉まります!この結びを得意とするSさんです)

* お願い 「教えてください」 * シャツやコートなどのボタン、取って保存していらっしゃいますか? それを何かに活用されていますか? 何に活用できると思われますか? もしよかったら、コメント欄でお教えくださいませんか。楽しみにお待ちしています☆!(*^_^*)!☆
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by kizashinoj | 2010-01-19 20:02

ていねいなもの、思いがこもったもの、自由な精神があふれるもの、美しい世界の手仕事に、もっともっと出会いたい。


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